訪問鍼灸マッサージは誰にでも保険適応が出来るわけではなく、特定の疾患や症状があり医師の同意書がある場合のみ保険適応が可能です。
この記事では、訪問鍼灸や訪問マッサージがどんな人に保険適応出来るのかを詳しく解説していきます。
訪問鍼灸マッサージを開業するためには必ず理解していないといけないことなので、しっかりと覚えておきましょう!
※2020年1月の情報を基に執筆しております。
訪問鍼灸の対象者
訪問鍼灸の保険適応疾患
・神経痛
・リウマチ
・頚腕症候群
・五十肩
・腰痛症
・頸椎捻挫後遺症
上記が訪問鍼灸の保険適応疾患6つです。
訪問鍼灸の保険適応の特徴
・6つの保険適応疾患以外の疾患は保険適応が難しい
・往診料に関しては医師の同意が必要ない
・病院でも同じ疾患を治療している場合は保険適応出来ない(併給不可)
訪問鍼灸の保険適応には上記のような特徴があります。
病院での治療と併給が出来ないため、訪問マッサージと比べると医師からの同意を得られないケースが多い印象があります。
日本の社会保障費が増大していることを考えると、保険適応の門戸を広げる可能性は低いと予測出来るので、訪問鍼灸と病院との併給が可能になることは無いと思います。
訪問マッサージの対象者
訪問マッサージの保険適応症状
筋麻痺や関節拘縮等、医療上マッサージを必要とする症例。
脱臼・骨折・脳出血による片麻痺・神経麻痺・神経痛なども、医師の同意があれば支給対象になる。
訪問マッサージの保険適応の特徴
・特定の疾患ではなく症状に対して保険が適応される
・病院での治療と併用出来る
・往診料の請求も医師の同意が必要
訪問マッサージの保険適応には上記のような特徴があります。
特定の疾患に対して保険が適応されるわけではないので、訪問鍼灸に比べると門戸が広くなっています。
訪問マッサージは病院で治療している症状でも保険適応が出来るため、医師からの同意は得られやすい傾向にあります。
まとめ
〇訪問鍼灸の保険適応疾患
・神経痛
・リウマチ
・頚腕症候群
・五十肩
・腰痛症
・頸椎捻挫後遺症
〇訪問マッサージの保険適応症状
筋麻痺や関節拘縮等、医療上マッサージを必要とする症例。
脱臼・骨折・脳出血による片麻痺・神経麻痺・神経痛なども、医師の同意があれば支給対象になる。
上記が訪問鍼灸と訪問マッサージの保険適応疾患と症状です。
保険適応疾患や症状に該当していたとしても医師の同意書が無ければ保険適応が出来ないので、地元の医師と良好な関係を築いたり訪問鍼灸マッサージへの理解を深めたりすることが重要です!