訪問鍼灸マッサージを開業するためには資格が必要だと思われている場合が多いですが、やり方によっては無資格者でも開業することは出来ます!
訪問鍼灸マッサージを開業するには主に以下の4パターンがあります。
・鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師のみ
・あん摩マッサージ指圧師のみ
・無資格
開業までの流れや施術内容がそれぞれ違うので1つずつ解説していきます。
訪問鍼灸マッサージ開業の資格による特徴
鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師
鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持っている場合は、訪問鍼灸マッサージとして個人開業が出来ます。
僕自身がこの形で開業しているのですが、訪問鍼灸マッサージは鍼灸とマッサージの両方を保険請求出来るというのが大きなメリットです!
患者さんの中には鍼灸が身体に合わない方やマッサージを受けるのが苦手な方もいるので、そんな時に柔軟に対応出来るというのもあります。
デメリットをあげるとすれば、鍼灸とマッサージの2種類の同意書を医師に書いてもらう必要があることです。
鍼灸師のみ
鍼灸師の資格を持っている場合は訪問鍼灸という形で個人開業が出来ます。
訪問鍼灸マッサージとの違いは、マッサージを保険適応出来ないという点です!
鍼灸を行った部位にもみほぐしという形で施術することは出来ますが、あくまで鍼灸施術の一環として行う形になります。
あん摩マッサージ指圧師のみ
あん摩マッサージ指圧師の資格を持っている場合は訪問マッサージという形で個人開業が出来ます。
訪問鍼灸マッサージと違う点は鍼灸施術が出来ないという点です。
訪問鍼灸よりも訪問マッサージの方が世間一般の認知度は高いので、訪問マッサージの方が患者さんからのニーズが大きいように感じます。
無資格
最後に何も資格を持っていない場合ですが、もちろん1人で開業することは出来ません!
開業するためには鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師を雇うか、業務委託として施術をお願いするかのどちらかになります。
有資格者の個人開業の場合、集客・施術・事務作業を全て1人で行う形になりますが、無資格者がオーナーとなって開業する場合は業務を分担する形になります。
無資格者は自分が施術をしなくても売上があがるという大きなメリットがありますが、有資格者を雇ったり業務委託を結んだりする手間がデメリットです!
まとめ
訪問鍼灸マッサージを開業するには以下の4パターンがあります。
・鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師
・鍼灸師のみ
・あん摩マッサージ指圧師のみ
・無資格
それぞれにメリットやデメリット、出来る事や出来ない事があります。
「鍼灸師だけで成功するのは難しい」
「無資格者が開業するなんて無理だ」
こんなことを言う人もいるかもしれませんが、訪問鍼灸マッサージは誰でも参入出来て誰でも成功できる可能性があります!
個人的には有資格者が個人開業することを応援していますが、まだまだ需要に対して供給が追い付いていないため、開業する人が増えることも願っています。